選択制制服の推進を!
香川県議会・文教厚生委員会2日目🌈
【選択制制服について】
生まれた時に割り当てられた性別において、期待される役割に対し、不快に感じる児童生徒がいます。「女子はスカート」「男子はスラックス」という義務づけは、自らのアイデンティティを表現できなくさせてしまっています。
いま全国で制服の選択制や男女などにこだわらないジェンダーレス制服などの導入が進んでいます。東京都教育委員会では、今年度、制服の自由選択制を推進する取り組みが活動方針に掲げられました。こうした他の自治体ですすんでいる「選択制制服を香川・岡山でも!」というオンライン署名は11,000筆を超えて集まっています。
「私服で行けるところとか選べるところに転校したい」「理解してくれる先生が転勤してしまったからそこに引っ越ししたい」などの声が現実にあります。制服は学校ごとに決められており、特に小中学校は校区が決まっているため通う学校を選べません。
「性別によらずに制服を選べるようにしてほしい」との声をどう受け止めるのか。自分らしく生きていくことは、当たり前に保障されるべき人権の問題です。生まれた場所・住んでいる場所で差がついている現実を見過ごす訳にはいきません。
現状の認識を質すとともに、例えばガイドラインのようなものを示すなど、県教委として、選択制制服の推進の取り組みを広げるよう求めました。
--------------------------------
この問題を考えるにあたって大事なこととして、求められているのは、あくまで「多様性の尊重」です。多様な生徒に対して行われるべき配慮は、マジョリティとマイノリティを二分化して、マイノリティを特別視するようなことでは決してありません。
学校という一つの社会で、すべての生徒が公正に扱われ、自分らしく、一人の人間として尊重されるよう、みんなで考えて、みんなで変わっていくことが大切だと思います。
そもそも制服がなぜ男女別に制定されているのか。固定的な性別役割モデルの体現を押し付けない、あるいはそれを当然視しない。そういう立場で、私は、ジェンダー平等の実現に向け、引き続き力を尽くしていきます。
0コメント