行政の責任を果たせ!
🍀文教厚生委員会(健康福祉部・病院局)①🍀
【クラウドファンディングによる県立中央病院のドクターカー更新について】今回は少し長いですが書きます🙇♂️
ドクターカーの更新費用をクラウドファンディングにて調達した件。
9月30日で締め切られ、2,800万円を超える寄付が集まった。県は「これまでより高規格のものが購入できる」と。
ドクターカーの更新という義務的に必要なものになぜ成立が不確実なクラウドファンディングを選んだのか、県民の医療を守るために必要であればきちんと予算化すべきだったのではないか、など県に対して今回の経緯を質したが、
「ドクターカーや県立中央病院そのもののPRの側面もあった」と答弁。県は最後まで、今回のクラファンでの資金調達を正当化する答弁に終始。
コロナ禍で本当に大変な中、病院内職員や現場で働く方々が創意工夫して医療の充実のために日々ご尽力くださっていることには心から敬意と感謝を表したい。また、県立中央病院を応援したくて寄付された方の気持ちもよくわかる。
しかしだからこそ、今回のやり方はやっぱり良くなかった。ここで問われているのは県行政の姿勢であり、現場の方や応援する人たちの思いに応え、「県民の命を守る」「医療体制を守る」という責務をおっているのは、やはり県行政だからだ。
今回のようなやり方の行き着く先は「自分たちの命は自分たちでお金を出し合って守りなさい」という、行政の責任を放棄した"自己責任"。
医療福祉教育はほんのちょっとしたことでその予算を厳しくチェックし削ろうとするのに、大型開発には湯水のように税金を使う。県民がここまで怒っているのは、こうした背景があるからに他ならない。なぜこれがわからないのか、伝わらないのか。
私は質問の最後に、本来の行政の責務を投げ捨てるような予算の計画・執行は改められるべきであり、癒着にまみれた不要不急の大型開発こそ見直し、医療や福祉にしっかりと予算をつけていくことを強く求めた。
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