特別支援学校
県内の特別支援学校へ視察に🍀
香川県高等学校教職員組合の方々と一緒に、香川中部養護学校と香川東部養護学校へ伺いました💡
『とにかく教室が足りない』。
特別教室などをなくして、クラスルームにする。それでも部屋が足りないから狭い教室に子どもをたくさん詰め込まないといけない。作業室が足りない、教材室がない他、パニックになった子どもがクールダウンする部屋を用意することができないなど、事態は深刻です。
教室にスペースがないから、廊下に机とかも含めてその授業に不要なもの出して並べているため、ただでさえ狭い廊下が本当にすれ違うのも大変なくらい狭くなっています。
雨漏りがするから直してもすぐ別のところで漏れ出します。老朽化も進んでいます。
東部養護学校からは『運動場が狭すぎる』という要望が以前から出されています。本当に狭いです。生徒が増えて、教室や作業棟を新たにつくり、バスの運行が増え車庫も必要となり、どんどん運動場が狭くなっていきました。現在は、1周100mくらいのグラウンドになっています。身体の大きな高校生にとっては本当に小さくて、今日も体育の授業でサッカーをしていましたが、とても走り回れる状況でなく、運動会でも「仕方ないなー」と手を抜きながら走っているそうです。
子どもたちの成長や発展優先ではなく、教室の数に限りがあるので教室優先のプログラムや配置が行われているのが現状です。
そんな中で、現場の先生方の工夫と努力は相当なものです。もちろん先生の数も十分ではありません。とりわけ中部養護学校では養護学校の困難が本当に集中している状況を改めて目の当たりにしました。
少子化と言われている中で、特別支援教育が必要な子どもの数は減っていません。
0コメント